2018年7月11日水曜日

第一交通武蔵野分会NEWS 第21号

https://drive.google.com/file/d/1R8OPk4DfQIqlXF-Hv133zIjRoAl7WIyE/view?usp=sharing


反社会勢力関係企業・第一交通産業を
許さない
労働者を蔑視し、過労死に追い込む
第一交通を打倒しよう

組合の闘いが第一交通資本を追いつめた

 第一に、O分会長や、O分会長と近しいと思われる労働者に対して、退職した際の乗務員証の返納を意図的に遅らすなどの不利益行為を働いてきたことです。
 第二に、団交に誠実に応じているかのように装いながら、組合の求めるユアーズから第一交通に事業譲渡した際に生じた賃金ギャップの再計算を引き延ばすという不誠実団交を繰り返してきたことです。
 第三に、「暴力団関係者」を自称する暴力社員を使いながら組合つぶしを行ってきたことを、「週刊金曜日」を通して社会的に明らかにさせたことです。
 私たちは、飯野常務を代表とする第一交通武蔵野資本が、あからさまに労働者を蔑視し、労務支配を続けてきたことに対して怒り、闘いを続けています。

T組合員の再就職妨害を会社が組織的に行った

 5月31日の団交では、T組合員の退職手続きを会社側が意図的に遅らせていたのではないかと追及しました。その理由は、会社側が乗務員証の返還を遅らせたために、T組合員が再就職した先のタクシー会社で乗務ができず、逸失利益が生じたからです。
 T組合員は、2017年1月31日に第一交通武蔵野を退職し、他社に再就職し、研修を受け、2月19日には乗務することが決まっていました。ところが、乗務員証がなかなか返還されないために乗務できなかったのです。T組合員は1月の初めには「1月31日で退職する」と会社側に通告していました。だからその時点で退職手続きを開始していたら、2月の初めには乗務員証が返還され、T組合員は再出発することができたのです。
 これに対して会社側は、当初は担当の松本所長代理のミスで退職手続きが遅れてしまったとして、松本所長代理に「謝罪」のメールを組合に送らせていました。ところがこの日の団交では、安藤・第一交通産業東京支店次長が、「会社のシステムに問題があった」と弁明。実際、T組合員以外にも、三ヶ月も乗務員証の返納が遅れた乗務員の存在が明らかになりました。
 タクシー労働者は、乗務員証がタクシーセンターに返納されない限り、再就職が決まっても、乗務することができません。第一交通武蔵野では、飯野らがそれを知りながら、乗務員証の返納を遅らせることが行われてきたのです。組合は、T組合員への乗務員証の返納が遅れたことへの謝罪を会社に要求し、また一乗務日分欠勤になったことに対する損害賠償を請求しました。

乗務員を借金漬けにする第一交通資本

 この退職手続きの不備に対する追及の過程で、飯野常務が思わず口を滑らせたことですが、「班長に借金があるために」退職手続きが遅れたという労働者がいたと言うことです。「班長に借金」というのは、どういうことでしょう?
 第一交通武蔵野には、以前にも、事業用資金(釣り銭)がないために乗務できないと言う労働者がいて、問題になったことがありました。その時飯野常務は、「俺がOさんにカネを貸すから、Oさんが(その人に)カネを貸せ」と言ったのです。
 第一交通武蔵野では、営業中の事故などの損害補償や、釣り銭などの貸与すべき事業用資金を文書も無しに乗務員負担に転嫁したあげく、それを乗務員同士の貸し借りのように装って、支払賃金から控除し、全額弁済するまでは、退職手続きを遅らせて、再就職出来ないようにするという、およそ堅気の社会では聞いたことのない労務支配、労働者拘束が行われているのです。

T組合員にパワハラを繰り返す飯野常務

 前回団交で、飯野常務は、T組合員の病気をネタにし、「お前を救ってやったのは俺なんだ」と言い、何で組合に入ったのだと言わんばかりのハラスメントを犯しました。このことそのものが不当労働行為です。今回、組合は、そのことについて、飯野常務に謝罪を要求しました。
 ところが、今回もまた飯野常務は、「T君はもともと純粋だったんですよ」と言い、組合に入ったから「純粋でなくなった」といわんばかりのことを言い、全面的に開き直ったのです。このように、元上司という「権力」を利用し、本人にとって言われたくないことを言って、「俺がお前を救ってやったんだ」という飯野常務は、人の命を預かるタクシー会社の代表の資格はありません。
 飯野常務は、「謝罪する」と言うなら、あなたのこれまでのO分会長に対する労働者蔑視の態度をすべて自己批判するべきです。あなたがO分会長のクビを切ったのではないか!ふざけるんじゃない!運行管理の資格も経験もない乗務員に運行管理をやらせてクビを切ったのもあなただ。売り上げの計算もままならないほど病気の重い乗務員になおも乗務させて、病死させた責任はあなたにもある。まさに第一交通そのものであり、安倍と麻生そのものだ。私たちは、これからも団交と都労委の場で第一交通の責任を追及します。労働組合に結集して闘おう!